概要
OPSWAT MetaDefender は、マルチAVエンジンによるスキャンとコンテンツ無害化(CDR)をはじめとした多層的なセキュリティ機能を備えた統合プラットフォームです。メール添付ファイルやファイルサーバへのアップロード、USBデバイスの接続時など、あらゆる経路から侵入するマルウェアを検知・防御し、ゼロデイ攻撃や未知の脅威から組織を保護します。
加えて、脆弱性評価機能により、潜在的なセキュリティリスクを可視化し、効果的な対策を可能にします。また、DLP(データ損失防止)、メールセキュリティ、Webアプリケーションへのファイルアップロード検査など多様な用途に対応し、業務効率を損なうことなく高水準のセキュリティ対策を実現します。
オンプレミス・クラウド両環境に対応し、厳格なセキュリティ要件が求められる組織でも導入可能です。ファイルの安全な受け渡しを通じて、脅威を包括的に排除する強固な防御基盤を提供します。
主に以下の機能を提供します。
1. Deep CDR(コンテンツ無害化と再構築)
180種類以上のファイルタイプをサポートし、ファイル内の潜在的な脅威を除去して安全なコンテンツを再構築します。
2. マルチスキャン
30以上のマルウェア対策エンジンを活用し、シグネチャ、ヒューリスティック、機械学習技術を組み合わせて、既知および未知の脅威を高精度で検出します。
3. ファイルベースの脆弱性評価
バイナリやインストーラーをスキャンし、エンドポイントデバイスにインストールされる前に既知のアプリケーションの脆弱性を検出します。
4. プロアクティブDLP(データ損失防止)
ファイルや電子メール内の機密データを検出し、データ漏洩や規制違反を防止します。
5. サンドボックス解析
適応型脅威分析技術を用いて、ゼロデイマルウェアの検出とIOC(侵害指標)の抽出を行います。
6. ソフトウェア部品表(SBOM)
ソースコードとコンテナの包括的なコンポーネントインベントリを提供し、ソフトウェアのサプライチェーンを保護します。
7. レピュテーションエンジン
ファイルのハッシュを既知の良好または悪意のあるファイルのデータベースと照合し、迅速な脅威検出と誤検出の最小化を実現します。