Maltego Graph v4.8.0 リリースの概要
2024年8月30日、Maltego で利用可能なアプリケーション「Maltego Graph」の最新版 v4.8.0 がリリースされました。
【詳細】メーカー公式リリースノート
Maltego Graphは、以前「Maltego Desktop Client」の名称で知られていたソフトウェアであり、従来の Maltego Pro や Maltego Enterprise のほか、2024年6月に販売を開始した新プランである Maltego Professional Plan、Maltego Organization Planに含まれるアプリケーションです。新プランについては以下の記事をご参考ください。
ソフトウェアの自動更新を有効化している場合は、9月12日までに全ユーザーへの自動更新の配信が行われ、デスクトップクライアントが最新版に更新されます。スムーズな動作のためには、自動更新をお待ちいただくことを強くお勧めします。
手動で更新される場合は、事前に設定のバックアップを必ず行ってください。
Maltego Graph v4.8.0では、Transform Protocol V3(2023年8月のアップデートにおいて新しく導入された、Transform実行のための新しいJSONベースのプロトコル)関連のアップデートを中心に、以下の主要な変更が導入されます。
- 「Transform Hub」は「Maltego Data Hub」に名称が変わります。
- Community Edition関連
- 新しいクレジットシステムにより、Community Editionユーザーは200クレジットの無料枠を柔軟に使用できるようになります。
- 50以上のEntityをキャンバス上に貼り付け、Transformを実行できるようになります。※
- 商用利用が許可されるようになり、透かし(ウォーターマーク)が表示されなくなります。※
※上記の制限解除を反映させるには、API キーを含むMaltego Hubのアイテム設定をし直す必要があります。
v4.8.0 へのアップデート前の注意点
- バージョン4.8.0にアップデートする前に、必ず設定のバックアップを取ってください。
- カスタム設定を使用している場合は、バージョン4.7.0クライアントの自動アップデート機能でバージョン4.8.0が利用可能になるまで待つことをお勧めします(自動アップデートが有効になっていることを確認してください)。
- 手動でアップグレードする場合は、新しいバージョンをインストールする前に必ず設定をバックアップしてください。
- Maltego Graph v4.8.0で保存したグラフファイルは、Maltego Graph (Desktop) v4.7.0以前のバージョンでは開けません。 反対に、v4.7.0以前のバージョンで保存したグラフファイルは、v4.8.0以降でも開くことができます。
アップデート方法
Maltegoのアップデート方法には、オフラインでの手動アップデート、オンラインでの手動アップデート、オンラインでの自動アップデート の3通りがあります。詳しくは以下の記事で解説しています。
Maltegoの最新バージョンには、ユーザーの皆様からのフィードバックを元に改善された機能が多数含まれています。ぜひ自動更新をお待ちいただき、新しいMaltegoをご体験ください。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。