概要
弊社は、暗号資産追跡調査ソフトウェア Chainalysis(チェイナリシス)の正規販売代理店です。
コアとなるツールであるReactorでは、調査対象のアドレス(クラスタ)がどのようなエンティティに繋がっているのかを確認できます。また取引の流れをグラフ化し資⾦がどんな経路でどこに渡ったのかを明らかにできます。
詳細は、お問い合わせください。
機能
Reactorは以下の機能を提供します。
- 取引の流れのグラフ作成
取引を⾏ったクラスタ間の繋がりをグラフにより可視化することが可能。 - クラスタ情報の確認
以下をはじめとする情報を確認することが可能。- クラスタが持つアドレス
- クラスタの残⾼、⼊出⾦の量
- クラスタのカテゴリ
- クラスタの取引先アドレスなど
- 関連するエンティティの確認
クラスタの⼊出⾦が、どのようなエンティティに紐づいているかを確認することが可能。
その他、Chainalysisのツールを用いるとどのようなことが可能になるかは、開発元の日本語ブログでも一部紹介しております。
【ブログ例】
- サイバー犯罪集団LockBitのリーダーDmitry Yuryevich Khoroshevがランサムウェアの開発と配布で制裁対象に
- クロスチェーンブリッジのイントロダクション
- 2024年の暗号資産の盗難総額は22億ドルに上るも、7月以降は北朝鮮の活動は金額ベースでは停滞(北朝鮮によるDMMビットコインへの攻撃の事例の紹介あり)
提供ライセンス・トレーニング・サービス
以下をはじめとするライセンスを提供しております。価格や機能などの詳細についてはお問い合わせください。
- Reactor
- 各種オプション(各種高度な機能を提供)
- 各種トレーニング・サービス(以下を参考)
トレーニング・各種サービス
以下のツールトレーニングがあります。
- Chainalysis Cryptocurrency Fundamentals Certification (CCFC) :BTC基礎知識編/2日間
- Chainalysis Reactor Certification (CRC) :BTC追跡編/2日間
- Chainalysis Ethereum Investigation Certification (CEIC):Ethereum追跡編/1日間
- Chainalysis Investigation Specialist Certification (CISC) :高練度の捜査員向け上級編
また、他の高度なトレーニングや、各種調査・レポートといったサービスの提供もございます。
【参考】暗号資産のマネーロンダリングにおける考慮事項
暗号資産のマネーロンダリングにおいては、以下の考慮事項があります。
【出所】日本における暗号資産のマネーロンダリング: 日本の視点から見たグローバルの共通問題
- 中間ウォレット:追跡を困難にするために複数のプライベートウォレットを使用することで、資金洗浄のチャネルを通じて流れる資金の80%以上を占めることがよくあります。ただ、Chainalysisを使用する捜査官やコンプライアンス担当者であれば、不正行為の検出や中間ウォレットの追跡を比較的簡単に行うことができるでしょう。
- 資金経路を複雑にするサービス:これらのサービスはロンダリング目的で広く利用されているものの、プライバシー保護という、本来は非合法ではない名目の用途もあることに留意することが重要です。
- ミキサー:さまざまなユーザーの暗号資産を混ぜ合わせ、資金の出所や所有者を分かりにくくするサービスです。マーケットの好況に伴い、2024年にミキサーの活動も活発になり始めました。
- クロスチェーンブリッジ:異なるブロックチェーンネットワーク間の資産移転をファシリテートするサービスやプロトコルですが、(そこを通過すると)トランザクションの流れが一層トランザクションの流れが複雑になります。
- プライバシーコイン:高度な暗号化技術を使用してトランザクションの詳細を隠す機能が備わったMoneroやZcashなどのトークンを指しますが、犯罪者にとっても都合の良いツールです。
- ステーブルコイン:ここ数年で世界的にステーブルコインのアダプションが全体的に増加しているせいか、犯罪収益の移転手段としても好まれる要素となっています。ただし、ステーブルコインを使用することは、資金洗浄者にとってのリスクも大きくなります。多くのステーブルコイン発行者は当局に協力的であり、資金を凍結する機能を持っているからです。
- 相対取引(OTC)ブローカー:OTCは世界中で見られますが、最小限の審査で大口取引を扱うことができ、パブリックなオーダーブックやKYC要件を回避していることもあります。