概要
Google Threat Intelligence(GTI)のサポートは、2025年11月15日以降、従来の VirusTotal/GTI 問合せフォームからGoogle Cloud Consoleに完全移行します。
※VirusTotalをお使いのお客様には、2025年9月時点ではまだ影響がございません。
- 2025年8月18日 ~ 11月14日:移行期間
- 従来の VirusTotal/GTI 問い合わせフォームと、Google Cloud Consoleの両方でのサポート利用が可能です。
- 2025年11月15日以降:完全移行
- 従来のVirusTotal/GTI 問い合わせフォームは、新規の Google Threat Intelligence サポートケースの受付を終了し、Google Cloud Console経由のサポートのみとなります。
- ただし、2025年11月15日より前に従来の VirusTotal/GTI サポートフォーム から提出されたオープンケースは、解決までサポートチームにより継続して対応されます(1週間程度以上ユーザーから返信のないチケットは自動でクローズしますのでご注意ください)。
本記事でご不明な点がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。
移行後のサポート内容
Google Threat Intelligence サブスクリプションには、回数無制限で1対1の技術サポート(障害、不具合、予期せぬ動作、機能リクエスト等)を追加費用なしで受けることができるComprehensive Support(包括サポート) が含まれます。
- サポート言語:英語
- サポート時間: 8:00~17:00(現地時間)
- サービスレベル指標 (SLO)―初期レスポンスまでの所要時間:
- Priority 2(P2)のケース:1営業日以内
- Priority 3/4(P3/P4)のケース:2営業日以内
※Priority 1 (P1) のケース受付は、無償の包括サポートには含まれません。より高レベルのSLOをお求めの場合は、Google Cloud Customer Care にて有償サポートのオプションがございます。
なお、Priority1,2,3,4 の定義は以下の通りです。
- 「P1」とは「重大な影響」、具体的には 本番環境でサービスが利用不能である状態を意味します。
- 「P2」とは「高い影響」 、具体的にはサービスの利用が深刻に制限されている状態を意味します。
- 「P3」とは「中程度の影響」、具体的には サービスの利用が部分的に制限されている状態を意味します。
- 「P4」とは「低い影響」、具体的には サービスは完全に利用可能である状態を意味します。
サポート移行に伴うお手続きのお願い
まずは、Google Cloud製品全般のサポートを受けることができる 有償サポートパッケージ「Google Cloud Support」(スタンダードサポート・エンハンストサポート・プレミアムサポートのいずれか)をご契約済かご確認ください。契約の有無によってサポート切り替えの手順が異なります。
サポートの切り替えは自動で行われないため、2025年11月14日までに以下の手順で移行対応をお願いします。
Google Cloud Support をご契約のお客様
Google Cloud製品全般のサポートを受けることができる 有償サポートパッケージ「Google Cloud Support」(スタンダードサポート・エンハンストサポート・プレミアムサポートのいずれか)をすでに契約している場合、GTI プロジェクトを作成し、必要なユーザーやロールを割り当てることで、GTI サポートを受けることができます。
GTIプロジェクトの作成方法はこちらをご参照ください。
テストケースの提出
準備が整いましたら、すべてが正しく動作していることを確認するためにテストケースを提出することをお勧めします。以下の手順で実施いただけます。
- Tech Support Editor ユーザーとして Google Cloud Console のサポートページにサインイン
- テストサポートケースを作成したい GTI プロジェクトを選択
- ナビゲーションメニューから Cases をクリック
- Get Help をクリック
- 必要事項を入力(Google Threat Intelligence コンポーネントを使用し、テストケースである旨を明記)してフォームを送信
最後に、
Google Cloud Support への移行が完了し、すべてが正しく機能していることを確認するために、アカウントに紐づくテストケース番号をGoogle Cloud Support Onboarding teamまでご提供ください。
Google Cloud Support をご契約でないお客様
Google Cloud Organization のセットアップ
Google Cloud を初めてご利用の場合は、 Onboarding Guideをご参照の上、Google Cloud Organizationをセットアップしてください。GTIのサポートを受けるのみであれば、「概念実証」を選択して進めていただければ十分です。セットアップには、以下が必要となります。
- ビジネス用ドメイン名
- DNS 設定へのアクセス権
- Organization Admin ユーザーの詳細情報
※Google Cloudの管理者アカウントが必要となります。もし組織内の他のユーザーがGoogle Cloudの管理者アカウントを持っている場合は、その管理者の方と連携して進めていただきますようお願いいたします。もし組織の管理者が誰かわからない場合であっても「管理者に問い合わせ」ボタンから管理者の方に連絡を取ることが可能です。
ご不明点な点がございましたら、 Google Cloud Support Onboarding teamもしくは弊社までお問い合わせください。
包括サポートの有効化
Google Cloud Organization セットアップ完了後、 Google Cloud Support Onboarding team にOrganization IDを連絡し、当該Organization ID の下で Google Threat Intelligence サービス向けの包括サポートの有効化を依頼してください。
テストケースの提出
準備が完了しましたら、すべてが正しく動作していることを確認するためにテストケースを提出することをお勧めします。以下の手順で実施できます。
- Tech Support Editor ユーザーとして Google Cloud Console のサポートページにサインイン
- テストサポートケースを作成したい GTI プロジェクトを選択
- ナビゲーションメニューから Cases をクリック
- Get Help をクリック
- 必要事項を入力(Google Threat Intelligence コンポーネントを使用し、テストケースである旨を明記)してフォームを送信
最後に、
Google Cloud Support への移行が完了し、すべてが正しく機能していることを確認するために、アカウントに紐づくテストケース番号をGoogle Cloud Support Onboarding teamまでご提供ください。
※上記プロセスにおけるGoogle Cloud Support Onboarding teamとのやり取りは、弊社にて代行させていただくことも可能です。日本語にて対応いたしますので、お気軽に弊社にお問い合わせください。